日本共産党参院比例代表5候補の政見放送がNHKテレビ・ラジオ、インターネットで視聴できます。ユーチューブで検索し、ご覧ください。各候補の訴えを紹介します。(動画はコチラ)
田村 それでは5人の候補者を紹介いたします。最初は、「憲法こそ希望、熱血弁護士」の、にひそうへいさんです。
にひ 危機に乗じて、日本の政治に起こっている大軍拡と憲法9条改悪の大合唱は重大です。岸田内閣は歴代政権で初めて、相手の中枢機能もせん滅する「敵基地攻撃能力」を持つと踏み出しました。米軍が動き出したら、日本が攻められてもいないのに、安保法制・戦争法のもとで、集団的自衛権で敵基地攻撃があり得るといいます。
専守防衛を捨て、戦争する国へ、憲法9条を変え、「核共有」など逆に戦火を呼び込み、くらしと自由を壊す危険な道を絶対に許しません。沖縄の米軍辺野古新基地建設を止めましょう。
いま、国会に平和の力が必要です。ベトナム戦争をはじめ、かつて軍事紛争の絶えなかった東南アジア・ASEAN10カ国のみなさんが国会においでになり、一晩懇談させていただいたことがあります。
それぞれ社会体制も言葉や文化、宗教も違い、利害や思惑もありますが、あれこれの価値観で対立を持ち込むのではなく、どんなもめごとも軍事衝突には発展させないと友好協力条約を結んで、年1000回もの国際会議で対話と協力を深めているから、みなさん仲がいいんですね。
このASEANが呼びかけ、中国もロシアも韓国もアメリカも日本も参加している、東アジアサミットを本格的な平和の仕組みに発展させましょう。朝鮮半島や台湾の問題も、尖閣や千島など領土の問題も、歴史の事実と国際法の道理に立って対話を重ね、友好協力条約をアジア全体に広げて、戦争の心配のないアジアをつくろうというのが日本共産党の提案ですが、いかがでしょうか。
戦争に勝者はありません。戦争は政治の敗北にほかなりません。
私は弁護士として、お一人の目の前の被害者の後ろには、同じように苦しむ1000人の人々がいると肝に銘じ、裁判でも、2期12年の国会でも、戦争や公害、大災害、性暴力や派遣切りなど、被害ある限り絶対にあきらめないと力をあわせてまいりました。
憲法こそ希望。いまこそ弁護士。もう一度、私を国会で働かせてください。(しんぶん赤旗 2022年6月30日)
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