総がかり行動実行委員会は3月14日夜、東京・JR有楽町駅前で、自民党派閥による裏金問題の徹底解明やジェンダー平等社会の実現を求めて「ウィメンズアクション」を行いました。「私たちの暮らしを守るために、自民党政治を終わらせ、女性の声を政治に反映させることが必要だ」との市民の呼びかけに、多くの人が足を止め訴えに聞き入りました。

 日本婦人団体連合会の伊東弘子副会長は、少子高齢化を口実に社会保障を切り捨ててきたのが自民党だと強調。「暮らしと人権を守るまともな政治のために、ジェンダー平等の実現こそが問題解決の要だ」と訴えました。

 新日本婦人の会の平野恵美子副会長は、自民党青年局が会合に露出度の高い衣装のダンサーを呼び議員らが不適切な行為に及んだ問題を批判。「家父長制や女性蔑視(べっし)を温存する自民党の土台が現れた。腐敗した金まみれの政治を私たちの1票で変えていこう」と話しました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員があいさつ。仁比氏は、武器輸出の解禁を密室で勝手に決めようとしていると自公政権を批判。「国会を無視する政治に怒りの声をあげよう」と語りました。

 仕事帰りに足を止めて発言を聞いていた東京都北区の女性(45)は「公への奉仕こそ政治の仕事だが、自民党は公を食い物にしている。戦争に手を出すような政治は許せない」と怒りを語りました。(しんぶん赤旗 2024年3月16日)