日本共産党の仁比そうへい参院議員は8月26日、広島市の繁華街で演説し、来年の参院選と統一地方選での党の躍進、市民と野党の本気の共闘をつくり、憲法改悪勢力を少数に追い込もうと呼びかけました。来春の広島市議選で現有6から8議席をめざす中森辰一、中石ひとし両市議と訴えました。

 仁比氏は冒頭、西日本豪雨災害の被災者を見舞うとともに、住まいと生業(なりわい)が元に戻るよう全力を尽くすと表明。民地に流入した土砂やがれきの公費撤去や中小企業へのグループ補助金など紹介した上で、町づくりのあり方など根本から問い直さなければならないと訴えました。

 安倍首相が広島、長崎両市の平和記念式典で核兵器禁止条約にふれず、被爆者の願いに背を向けていると批判し、「平和と憲法を生かす社会への国民の思いに逆らい、孤立を深めている」と指摘しました。

 演説を最初から聞いていた女性(87)は大きくうなずき、「共産党は国民のためにまじめに取り組んでいる。私も頑張らんといけん」と話しました。(しんぶん赤旗 2018年8月28日)