九州・沖縄8県の日本共産党は5月30日、週1回のいっせい宣伝を行いました。にひそうへい参院比例予定候補は、大分県日田市での演説会を皮切りに、福岡県の朝倉、筑紫野、太宰府、大野城、春日の各市を駆け抜け、街頭宣伝をしました。

 にひ予定候補は、国連憲章に基づく国際平和の秩序の回復や、憲法9条をいかした外交のためにも議席を取り戻したいと表明。岸田首相も「相当な増額」という軍事費2倍化の動きについて、暮らしを犠牲にするものと批判し「暮らしを守るのも戦争を止めるのも民主主義の力です。比例5議席を勝ち取らせてほしい」と訴えました。

 それぞれの街頭演説の場所では、来年の統一地方選の予定候補者らが九州北部豪雨復旧でのにひ予定候補の奮闘を紹介するなどしました。太宰府市では筑紫民商の隅信一会長が「戦争で部品供給が止まるなど、『平和でこそ商売繁盛』の言葉を今ほど強く感じているときはない。中小業者、そして国民のために日本共産党が伸びてほしい」と語りました。

 演説を聞いた女性(85)は「今の空気は、翼賛体制をつくった戦前の雰囲気に似ている。にひさんに憲法を基にした、世界の平和をリードする論戦をしてもらうため、党の議席を増やしたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2022年5月31日)