佐賀市議選挙応援=20091011

 総選挙後全国初の県都での議員選挙となる佐賀市議選が10月11日に告示(18日投票)されました。定数38(6減)に53人が立候補した多数激戦です。現有2から3議席に挑む日本共産党の山下明子(49)、中山重俊(61)=以上現=、林きよとし(43)=新=の3候補は、「全員当選で深刻化する市民生活を守る命綱を太く」と元気に第一声をあげました。仁比聡平参院議員が駆けつけ、日本共産党の躍進が「新しい政治の推進力になる」と訴えました。

 自公政権が退場し、新しい政治への有権者の探究が続く情勢のもと、切実な住民要求を正面に掲げる「建設的野党」日本共産党の躍進が焦点です。選挙戦は、合併がらみで当選ラインが大幅に上がり、各党とも第一声には地元国会議員や、県議、周辺自治体の議員も投入し、激しい党派間闘争が展開されています。

 旧町村を地盤とする候補者が得票増を狙い、旧市内の知人。親族に支持を依頼し、必死の取り組みです。旧市を地盤にする自民候補の出陣式では「(票を)食い荒らされる」(自民・県議)と危機感むき出し。あるタクシー労働者は、「もう何人も頼まれた」と話します。
 6議席(現有4)を目指す民主党は、「日本の政治が変わった。佐賢も政治変革」(国会議員)と攻勢をかける一方、自民党は「国政が変わつても、地方は自民」(県議)などと〝居直り″をみせています。

 共産党の三候補は、▽高すぎる国保税の引き下げ▽医療費の小学校卒業までの窓口無料化――などを柱とする「緊急提案」を発表。税金の使い道をくらし・福祉中心に切り替えることを提案し、3議席の実現に全力を挙げています。(しんぶん赤旗 九州沖縄のページ 2009年10月14日選挙終了後更新)