「『民』『共』は一緒にやれるのか――政策を考えるシンポジウム」が2月4日、徳島市で開かれました。日本共産党の仁比聡平、民進党の小西洋之の両参院議員を招き、国政や野党共闘について議論を交わしました。徳島大学総合科学部国際政冶学研究室の主催で、学生や市民ら約100人が参加しました。

仁比氏は、戦争法強行で立憲主義を踏み破った安倍政権は、TPP(環太平洋連携協定)、年金カット法、カジノ推進法の強行など歯止めがなくなっていると批判。1月に開かれた共産党大会に3野党1会派がそろって安倍退陣を訴えるまで野党共闘が前進したとして、「安倍暴走政治から、平和、くらしを守り抜くため、力を合わせて市民から願いを託される共闘にしたい」と語りました。

小西氏は「法治国家でなくなり、戦争する国になった。一日も早く野党と市民で安倍政権を倒すことだ」と指摘しました。

上村秀明共産党県委員長、民進党県連の仁木博文代表も加わり、討論。仁比氏は党綱領を示しながら、安全保障、憲法、教育、消費税について党の政策を丁寧に語りました。

徳島市の大学生(26)は「野党共闘でなければ、何も変わらない。安倍政権打倒だけでなく、選挙後の政策もしっかり示してほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2017年2月5日)