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弁護士でつくる自由法曹団(荒井新二団長)は2月7日、1月に発足した共謀罪阻止対策本部の第1回会議を開きました。50人が参加し、神奈川大学法科大学院の白取祐司教授が講演しました。

 

政府が「今回の法案は以前の共謀罪とは別物」と主張し、処罰要件として「準備行為」を設定するとしていることについて、白取教授は「準備行為が処罰要件ということは、犯罪の構成要件ではない。つまり、犯罪そのものは『計画』だけで構成されるわけで、その正体は共謀罪と全く変わらない」と指摘しました。

 

会議では、対策本部事務局長の三澤麻衣子弁護士が今後の活動方針を報告しました。

 

自由法曹団員でもある日本共産党の仁比聡平参院議員が発言し、国会審議で、安倍晋三首相と金田勝年法相が共謀罪の答弁に、連日立ち往生していることを紹介。「政府が想定しなかった事態となっており、政府をここまで追いつめている。『今が本番』ということをみんなの共通認識にしよう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2017年2月9日)