「見直せ!米軍再編5・23岩国大集会」(同実行委員会主催)が5月23日、山口県岩国市で開かれ、参加者は、「怒」と書かれた紙を頭の上にかざし、「艦載機いらん“怒(ど)”、米軍住宅いらん“怒”」と声をあげました。
降りしきる大雨の中開かれた集会には、中国地方をはじめ四国や関西から4000人が参加しました。
壇上には「来るな!艦載機 いらない!愛宕山米軍住宅 連帯しよう!沖縄・全国と」の大看板が掲げられました。
参加者は「沖縄をはじめ全国と連帯してたたかいつづける」との集会宣言を採択しました。
日本共産党の仁比そうへい参院議員がかけつけ、「鳩山首相は沖縄県民に基地を押しつけるのではなく、基地のたらい回しはごめんだという県民、国民の総意をアメリカにつきつけるべきです」とのべました。
地元岩国市の男性(70)は「再編見直しと言っていたのに、計画通りだと言う。新滑走路が運用され、59機もの艦載機が来るようになれば、気持ちの持って行き場がない」と話しました。
集会では、実行委員会の代表世話人の井原勝介さんが主催者あいさつをし、普天間爆音訴訟団の宜野座晃さん、徳之島の自然と平和を守る会の幸千恵子さん、第4次厚木爆音訴訟原告団の野口豊さん、元東京都国立市長の上原公子さんが連帯のあいさつをしました。
幸さんは「徳之島では島を守ろうと島民がたたかいにたちあがっている。沖縄の痛みは分けるものではなく、取り除くものだ。全国のたたかいと共同して平和な日本をきずこう」とよびかけました。
高校2年生が意見発表しました。(しんぶん赤旗 2010年5月24日)