宇野高松航路存続=2010.03.03

  日本共産党岡山県委員会と香川県委員会は3月3日、国土交通省を訪れ、仁比そうへい参院議員(比例候補)同席のもと、両県をフェリーで結ぶ宇高航路の存続を求める要望書を提出しました。岡山県からは垣内雄一参院岡山選挙区候補、香川県からは白川容子、樫昭二両県議が参加し、笹岡優四国ブロック事務所長が同行しました。

年100万人利用 具体策早く

 垣内候補らは「存続を求める自治体側と国の対応との間に温度差があり、方向性が見えないと不満が広がっている」と指摘し、航路存続のためにあらゆる手だてを講じることを要望しました。

 国土交通省側は「航路を維持するための赤字補てんなどの制度がない。時間がないが、会社や自治体の話を聞きながらどういう方策ができるのか考えていきたい」と答えました。

 仁比参院議員は「民主党は高速道路無料化の実験を始めるが、上限1000円の高速道路料金割引ですでに実験が始まり影響が出ている。年間100万人が利用する重要な航路を守るためにあらゆる手だてを取るべきだ」と迫りました。

 国と関係自治体の「宇野高松間地域交通連絡協議会」の次回会議が6日に予定されています。

 垣内候補は「国は航路存続に向けた素案を出すとしていますが、航路廃止まで1カ月を切っています。早急に具体的な方向性を出す必要があります」と話しています。(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年3月5日)