日本共産党の田村貴昭衆院議員と仁比聡平参院議員は11月26日、福岡県太宰府市議選(12月3日投票、定数18、立候補21人)の応援に入り、藤井まさゆき(36)、神武あや(48)両候補とともに訴えました。市議選は市長への不信任決議可決とそれに対抗した市議会解散にともなうもの。

 仁比氏は、中学校給食実施の公約を覆し60億円かかるJR新駅構想を持ち出す市長を批判。給食実現に向けた2候補の活動を紹介、「かけがえのない2議席を守り抜き市政を前に進めていこう」と呼びかけました。

 田村氏は、安倍政権の憲法改悪の策動や介護保険の切り捨てなどに地域から声をあげる党議席の価値を強調、「国民の声を聞かない暴走政治をやめさせるため日本共産党を勝たせてください」と訴えました。

 藤井、神武両候補は、中学校給食について大規模改修時の調理室設置による自校方式や給食を近隣校から運ぶ親子方式を提案。市が自由に使える財政調整基金26億円の一部活用などで財政はあると強調、「4800人超の署名の思いを受けとめ取り組む」と決意を訴えました。

 出発式で仁比氏の話を聞いた男性(32)は「子育て中で周囲に経済的に苦しい方もいるので給食実現に頑張ってほしい」と話しました。田村氏の街頭演説にうなずいていた女性(61)は、「中学校給食は他の自治体に遅れてはいけないし、環境美化や交通問題、女性の再就職にも目を配ってほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2017年11月28日)