日本共産党の仁比聡平参院議員は、米海軍が長崎県・佐世保基地の横瀬駐機場(西海市)に配備しているエアクッション型揚陸艇(LCAC)が4~6日に再び夜間訓練を行うと西海市が通告を受けたことを受け、12月1日付で質問主意書を提出し、その中で「断じて許されない」と強調しました。

 主意書で仁比氏は、激しい騒音を出すLCACが11月7~9日に初めて行った夜間訓練について、西海市と防衛局が結んだ夜間航行を認めない協定書をほごにするものだとして、「基地を抱える地元自治体、住民を愚弄(ぐろう)し、海域の安全と安心を踏みにじる暴挙だ」と批判しました。

 また、西海市議会が11月20日にLCACの夜間航行禁止を求める意見書を全会一致で可決し、同市市長らが防衛省、外務省に訓練中止を要請したことなどに言及。政府が米軍言いなりに協定をなし崩しにすることは許されないとして、協定書を順守し夜間・早朝の航行を禁止する具体的な措置をとるよう求めました。(しんぶん赤旗 2017年12月2日)