日本共産党の仁比聡平参院比例候補は7月6日、記録的な大雨で大きな被害が出た大分県日田市を調査しました。大谷敏彰、日隈知重、権藤清子の3市議が同行しました。
日田市によると6日午前11時現在、全半壊した家屋12棟、床上・床下浸水951棟などとなっています。
市東部の西有田では集落と市中心部を結ぶ唯一の橋が土台が壊れて通行止め。「橋から2キロ奥にある家から歩いてきた」という70歳代の女性は「買い物に行くのも不便。一刻も早く復旧してほしい」と話しました。小野地区で自宅脇の護岸が大きくえぐられた男性は「早く工事をしてほしい。次の雨が怖くて」と不安を訴えました。
浸水被害を受けた坂井町自治会の武内政春会長は「何もかも手付かず」とため息を漏らしました。丸山町の電器店主の男性は「商品は壊滅。再開まで1、2ヵ月以上かかる。その間の資金繰りが心配」と語りました。
市の桑野桂一郎総務部長らと懇談した仁比氏らは、被災者の声を伝え「被災の実態をつかむことが必要。県と市が動きだせば被災者も励まされる」と対応を要請。桑野総務部長は「流失した学用品の支給、住宅再建など関連部署と連携して取り組む」と述べました。(しんぶん赤旗 2012年7月7日)