全国地域人権運動総連合(全国人権連・旧全解連)が主催し、岡山市で開かれていた「地域人権問題全国研究集会」は5月30日、同和事業終結や地域の人権を守る共同の流れを強くすることを確認して2日間の交流を終えました。

 初日は、約1500人の参加者を前に丹波正史議長が開会あいさつ。基調報告した新井直樹事務局長は、02年3月末で国の特別対策法が終了したにもかかわらず、「解同」(部落解放同盟)の利権あさりのため同和事業・同和教育を続けている自治体が残っていると告発。「解同」の要求で国会提出の動きがある「人権侵害救済法案」について“差別的言動”を口実に言論の自由・人権抑制になるとして警戒を呼びかけました。

 集会では、渡辺治一橋大学名誉教授が記念講演しました。

 部落問題研究所、国民融合をめざす部落問題全国会議、岡山県、岡山市の代表とともに日本共産党の岡山県国民運動委員長で参院選挙区予定候補の垣内雄一氏があいさつ。仁比そうへい参院議員のメッセージが紹介されました。(しんぶん赤旗 2010年5月31日)