日本共産党高知地区委員会は12月10日、高知市で仁比そうへい参院議員を迎えて国政報告会を開きました。

 来年の参院選の比例候補である仁比氏と高知選挙区候補の春名なおあき元衆院議員がそろって訴える高知県の最初の集会です。両氏は国政報告をおこない、参院選挙への決意を語りました。

 仁比氏は、この間の国会で、憲法25条の「生存権」規定が生きる社会の実現、憲法改悪と日本の軍事化に反対する、国政の中で日本共産党の役割を鮮明にして大きな共同の輸を広げる、の三つを掲げて活動してきたとのべました。

 臨時国会での採決強行の連続という民主党の異常な国会運営や〝破壊的野党″の役割を演じた自民党に言及した仁比氏は「衆院選挙で国民の力でつくりだした過渡的な情勢の政治を前向きに進めるために、日本共産党の役割が大事になっているし、参院選挙での前進が求められている」と話しました。

 春名氏は「社会保障の拡大と農林漁業を守る政治を実現するため、仁比議員の再選と日本共産党の前進のために全力を尽くす」と決意を表明しました。

 集会に参加した男性(68)は「民主党の混迷ぶりがよく分かりました。仁比さんの議席の重みを再認識しました」と話していました。(しんぶん赤旗2009年12月11日)