日本共産党の仁比聡平参院議員は4月1日、いずれも15日告示で市議選がたたかわれる広島県府中市と山口県山口市で開かれた演説会で「市議選を通じて、政治の責任を投げ出す安倍政権は終わらせたいという声を広げ、憲法改悪の機運などないと審判を下そう」と、両市議選、来年の山口県議選、参院選の必勝を訴えました。
山口市の演説会で仁比氏は「森友学園」をめぐる公文書改ざんについて、「一部の役人に責任を押し付けて幕引きを図ろうとする安倍政権は政治家として恥ずべき姿だ」と厳しく批判。「国民の胸に渦巻くマグマのような怒りに安倍政権は追い詰められている。疑惑の中心にある安倍昭恵氏の証人喚問をはじめ、国民に真相を明らかにするため日本共産党は頑張り抜く」と力を込め、拍手が湧きました。
高すぎる国保料など暮らしの問題も語り、「安倍政権は自ら広げた格差と貧困の現実を見ず、さらにひどい方へ進めようとしている。保守の人にも広がる怒りの声を、政治を変える大きな力へと結集しよう」と述べました。
府中市では現有1議席確保をめざす新人の岡田たかゆき予定候補、山口市では現有3議席確保をめざす、いずれも現職の西村よしかず、大田たける、尾上より子の3予定候補と河合喜代県議(山口市区)が決意表明。西村団長は「ハコモノを進める一方で暮らしに冷たい市政に、はっきりもの言う3議席を必ず」と訴えました。
府中市で参加した市内の女性(82)は「森友問題が詳しく分かった。行動力のある岡田予定候補に期待しています」と話しました。(しんぶん赤旗 2018年4月2日)
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