博多駅前街宣=2010.02.15

 4カ月余りと迫った参院選に向けて、九州・沖縄各県の日本共産党は2月15日、仁比そうへい参院議員・比例候補の再選、全国で比例650万票・5議席の獲得をめざし、駅頭や街頭、ハローワーク前などで「いっせい宣伝」に取り組みました。

 仁比氏は午前8時から福岡市のJR博多駅前で、出勤中の労働者らに党躍進を訴えました。「保険あって介護なし」といわれる介護保険制度の実態など、予算案をめぐる国会での論戦を紹介しながら「社会保障を税金の使い道の主役にしていこう」と呼びかけました。

 大分県では、ビラを受け取った70代の男性が「小沢(一郎)さんの何億円という話は頭にくる。共産党はどこからもカネをもらわん。立派だ」と激励。鹿児島県ではハローワーク前で失業中の50代の男性が「景気を良くしてほしい」と話すなど、各地で反響が寄せられました。

 宣伝には九州・沖縄242カ所で334人が参加しました。(しんぶん赤旗2010年2月16日)

 福  岡

 福岡県委員会は、朝8時からJR博多駅前で、仁比そうへい参院議員・比例候補、しのだ清選挙区候補がマイクを握り、出勤途中の労働者にビラを配布しました。

 仁比氏は通常国会での論戦を紹介しながら、「社会保障を充実させるため、予算案の抜本的組み替えを提案したい」と力説。しのだ候補は「命と暮らしを守れる日本を」と呼びかけました。県下41カ所での宣伝には、67の党支部から176人が参加しました。

 佐  賀

 佐賀県では山口勝弘参院選挙区候補が、みやき町でいっせい宣伝行動の先頭に立ちました。

 山口氏は、民主党の鳩山首相や小沢幹事長の政治献金疑惑の「政治とカネ」の問題について、民主党自身がこの間題の真相を明らかにし、政治家個人の政治的・道義的な責任を示すことが必要と指摘。

 「政治とカネ」の問題を繰り返すことがないよう、企業・団体からの政治献金や政党助成金の廃止を呼びかけました。

 大  分

 大分では、雨模様のなか、日本共産党の中部、北部などの各地区委員会が駅前などで宣伝。参院選大分選挙区の山下かい候補が、国会で志位和夫委員長が鳩山首相に派遣労働の「専門26業務」の見直しを約束させたことを紹介。「政治は国民の声で一歩一歩動き始めている」と強調しました。

 70代の男性は「年金暮らしには小沢さんの何億円という話は頭にくる。共産党はどこからも(不正な)金をもらわん、立派だ」と激励しました。

 宮  崎

 ばば洋光参院宮崎選挙区候補は、宮崎市内で街頭宣伝に立ちました。松本隆・党中部地区委員長らとともに職場へ向かう車列や歩行者に手を振りながら、参院選で共産党を躍進させ、「労働者派遣法の改正など、人間らしく働くルールをとりもどそう」と訴えました。

 宮崎公立大前などでは、津島忠勝県委員長らが党への支持をうったえました。
 
 鹿 児 島

 鹿児島県では、小雨のなか山口はるき参院選挙区候補、まつざき真琴県議ら地方議員、県地区役員と支部のメンバーが、JR駅、ハローワークかごしま前などで宣伝しました。

 鹿児島市のハローワーク前でビラを受け取った60代の女性は「民主党に期待したがダメだ。介護保険料が年金から8000円も引かれる。社会保障も良くなっていない。共産党に期待している」と語りました。50代の男性は「8カ月も仕事を探しているが見つからない。景気を良くしてほしい」と訴えました。

 沖  縄

 沖縄県では午前9時半、通勤の車が列をつくる那覇市泊の国道沿いで村山純・党県委員長代理が訴えました。

 村山氏は、新基地建設反対を掲げる稲嶺市長が誕生した名護市長選にふれ「声をあげれば政治は変えられます」と強調。米軍嘉手納基地の電気料が1カ月で3億円にもなることを紹介し、「みんな私たちの税金です。軍事費や思いやり予算にメスを入れましょう」と訴えました。(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年2月16日)