日本共産党の小池晃参院議員団長(党政策委員長)は10月21日、国会内で江田五月参院議長に対し、26日召集の臨時国会で鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する日本共産党の質問時間を従来以上に配分するよう求めるとともに、少数会派への議院運営委員会の委員配分のほか、同委や予算委員会の理事会等へのオブザーバー参加を認めるよう、文書を手渡して申し入れました。
この中で小池氏は、「政権交代後初の首相の所信表明演説は、新政権の基本姿勢が問われる特別なもので、国民も注目している」と指摘。「参院での質疑をより充実したものとするためにも、従来以上の質問時間を保障すべきだ」と求めました。
また、議運委では議員が10人未満の会派に委員の配分や理事会等へのオブザーバー出席が認められていません。日本共産党が委員を出している予算委員会でも、1965年以来、10人未満の会派の理事会等へのオブザーバー出席が認められていません。
小池氏はこの問題について、質問資料の確認が困難であるなど、委員会運営にも支障をきたしている実態を示し、予算委を構成する全会派の理事会等へのオブザーバー出席を速やかに実現するよう重ねて要求しました。
申し入れに対し江田議長は、議運、予算両委員長に伝えると約束しました。申し入れには山東昭子副議長も対応。日本共産党からは仁比聡平参院国対副委員長が同席しました。(2009年10月22日(木)「しんぶん赤旗」)