徳島県勝浦町の平石山鉱山に、大量の建設残土を盛り土として持ち込む計画に対し1月13日、にひそうへい参院比例予定候補が現地調査に入り、住民から現状を聞きました。白川容子四国ブロック国政対策委員艮も同行しました。

「大災害に」住民が危機感

 平石山鉱山問題を考える連絡会の山村治代表は「盛り土崩落の危険は孫子の代まで続く。いま止めなければならない」と訴えました。

 同会事務局の井出幸夫氏は、ドローンを使った映像を使い、ほぼ垂直に切り崩された鉱山の現状を示し「盛り土されるのは鉱山の下部。山頂部の岩には多数の亀裂が入っていて、これか崩落すれば、盛り土を巻き込み、鉱山横の勝浦川をせき止め大災害になる」と危機感を語りました。

 にひ氏は「四国経済産業局は、住民が指摘した危険性に対し、回答できていないにもかかわらず一方的に『住民への説明会は終了した』としている。同局が出した盛り土の許可に疑義がある」とのべ、問題解決に全力をあげる決意を語りました。(しんぶん赤旗 2022年1月15日)