参院選公示(7月4日)まで5日となった6月29日、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進をめざして、小池晃書記局長は高松市の香川県民ホールで訴えました。小池氏が「歴史的な参院選が始まる。香川選挙区で野党統一の、おだ美和子予定候補の勝利を必ず勝ち取り、比例で日本共産党の7議席以上の獲得で、くらしに希望と安心を」と訴え、おだ予定候補と野党の代表、小池氏らが壇上で手を結ぶと、いっぱいになった会場に大きな歓声と拍手が湧き起こりました。

 日本共産党比例候補の仁比そうへい参院議員がビデオメッセージを寄せ、勝ち抜く決意を表明。田辺健一比例候補が訴えました。

 おだ候補は「みなさんの声が地域の活力の根源です。私は現場の声を国政に届けていきたい」と語りました。

 立憲民主党県連顧問の小川淳也衆院議員は「野党共闘を何としても実質的なものにしていきたい」と語り、国民民主党県連幹事長の山本悟史県議は「目標は安倍政治を代えること。ともにたたかっていこう」と訴え。社民党県連代表の高田良徳県議は「安倍政権に憲法を変えさせてはならない」と述べ、新社会党県本部の井角操委員長は「安倍政権打倒へ、みなさんとともに頑張り抜く」と話しました。

 小池氏は、年金問題で女性週刊誌が給付水準を自動削減するマクロ経済スライドは「悪魔の仕組み」だと評したと紹介。将来、年金給付が7兆円削減されると告発し、「マクロ経済スライドをやめて、減らない年金を実現しよう」と強調しました。

 「くらしに希望を―三つの提案」によって、大企業・富裕層優遇をただして7・5兆円の財源を生み出すと紹介。「米国の超大金持ちが『われらに増税を』と米大統領候補に手紙を送った。日本の富裕層も見習ったらどうか。1%の大金持ちのための政治をやめ、99%が普通にくらせる社会を」と呼びかけました。

 大阪での日米首脳会談で、トランプ米大統領が「大きな取引を近く発表する」と語ったことに言及し、「米国追随外交は深刻な行き詰まりに直面している。今こそ自立した外交を」と訴えました。

 小池氏は、野党が市民連合と共通政策を合意したことに触れ、「みんなで応援して、市民と野党の勝利をめざそう。安倍政権を倒し、新しい政治を実現するカギは、1人区で勝利し、比例で共産党を躍進させること。そのために全力をつくす」と表明しました。(しんぶん赤旗 2019年6月30日)