公害根絶、全ての被害者救済を掲げて活動する公害団体の合同旗びらきが1月8日夜、東京都内で開かれ、全国から訴訟原告や弁護団、支援者ら約150人が参加しました。全国公害被害者総行動実行委員会など5団体の主催。
各団体が新年の決意を述べると大きな拍手が起き、会場は熱気にあふれました。
大阪・京都地裁の判決が間近に迫る建設アスベスト訴訟の原告団・弁護団は「一人親方』に対する国の責任、石綿建材メーカーの責任を認めさせたい」と決意表明。
国・企業の責任を問うノーモアミナマタ第2次訴訟の熊本、近畿、東京、新潟などの原告・弁護団は「原告が100人を超えた」「傍聴席を毎回、満杯にしている」と運動の前進を報告しました。
原発事故被害とたたかう福島県からは四つの訴訟原告・弁護団が参加。浪江町の住民でつくる津島被害者原告団の今野秀則団長は「事故後、四つの自治体が人口ゼロになった。地域のきずなも歴史も文化も奪われた。勝つまで頑張る」と発言しました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員、仁比聡平参院議員、民主、維新、社民の各党の国会議員が参加し、あいさつしました。(しんぶん赤旗 2016年1月10日)