福岡県南部で起きた三井三池争議(1959~60年)から50周年。日本共産党大牟田地区委員会と大牟田市日本共産党後援会は5月15日、大牟田市内で、仁比そうへい参院議員・比例候補を迎えて、「参院選勝利をめざす総決起集会」を開きました。

 1279人もの指名解雇に反対して、24時間ストライキや10万人集会などでたたかいぬいた三井三池の元炭鉱マンとその家族、支援者ら140人が参加しました。
 集会で、三池闘争をたたかった矢田正剛氏(71)=党福岡県名誉役員=がパワーポイントで〝三池闘争の歴史″を詳しく紹介。岩下幸男さん(59)と笠原忠雄さん(84)もたたかいの思い出を話しました。

 岩下さんは「『ホツパー(石炭の出荷までためておく貯炭場)10万人集会』で故荒木栄が作曲した『がんばろう』を、私が合唱指揮した感動は生涯忘れられない」と感無量といったおももちで語り、笠原さんは「三池闘争では、アメリカと大企業いいなりの『二つの異常』の根源を明らかにしてたたかった」と話しました。

 大牟田市とゆかりのある仁比氏は「世界的にも異常な対米従属と大企業・大資産家の身勝手な横暴支配から抜け出してこそ、『国民が主人公』の日本をつくることができる。この確かな羅針盤を持った日本共産党が、今度の参院選で躍進することが日本の政治を前にすすめるうえで絶対に必要だ」と決意をのべました。(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年5月16日)