舛添要一厚生労働相は十五日の参院決算委員会で、仁比議員が自動車メーカー・マツダ(本社・広島県府中町)の異常な雇用実態を告発したのに対し、「一般論として職業安定法四四条に違反する」と述べ、その違法性を認めました。
- ムービー→マツダの派遣切り告発/仁比聡平議員政府をただす(2008年12月15日参議院決算委員会)
- 「派遣切り」マツダの雇用実態を告発/ 「一般論として違法」(九州・沖縄民報2008年12月号外・PDFファイル)
仁比氏が取り上げたのは、本来派遣会社が行う派遣社員の昇給昇格など根幹の労働条件を派遣先であるマツダが決定したり、派遣上限期間を超えて、無 期限で非正規社員として働かせてきた実態です。本来なら直接雇用すべき派遣労働者を同社が、年末までに千四百人も雇い止めにしようとしていることを厳しく 批判し、違法の是正と「派遣切り」の中止を迫りました。
麻生太郎首相は「個別の案件には答えられない」とする一方、「憂慮しており、きちんと対応していかねばならない」と述べ、対策を講じることを約束しました。