16日告示(23日投票)と、総選挙と同時に選挙戦がたたかわれる熊本県八代市議選(定数34)で奮闘している日本共産党の笹本さえ子候補(67)=現=は8月9日、同市郡築で仁比聡平参院議員とともに農民らと懇談をし、日本農業、日本の食を守るためにも日本共産党を躍進させてほしいと訴えました。

 笹本候補は、学校給食などでの地産地消をさらに進めることなどを表明。「市議会ではっきりとものがいえる日本共産党が市議会にも国会にもどうしても必要。市議選では笹本。衆院比例代表では日本共産党に」と訴えました。

 仁比氏は、自公が進めてきた農産物輸入自由化が日本の農業をダメにしてきたことを解明。民主党がアメリカとの自由貿易協定締結を促進することを表明していることを「輸入をしながら保障では財政がいくらかかるかもわからないし、日本農業そのものを破壊してしまう。日本共産党は協定に反対を貫く」と批判しました。

 参加した農民からは「行政やマスコミは後継者不足をいうが、後継者は余るほどいる。息子夫婦に継がせたいが、今2人でしていることを4人でやっても収入は同じで食べていけない。政策が悪いから、泣く泣く子どもを働きにださせている」

 農協の理事をしていた人からは「農協の借入金は毎年増えている。年々減っていけば光も見える。農地も担保にならない。農業で収益があげられないからだ。補助金ぐらいではだめ。根本から農政を変えてほしい」と訴えました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年8月12日)