日本共産党の仁比聡平前参院議員は4月15日、18日投票の松江市議選で2期目をめざす田中はじめ(62)、いずれも新人の舟木けんじ(60)、たちばなふみ(44)の3候補とそれぞれ街頭演説し、現有3議席確保を求めました。同日投票の市長選に挑む前市議で党公認の吉儀けい子候補(70)とも演説し、吉儀候補への支援を呼びかけました。

 仁比氏は終日、市内を駆け、計8ヵ所で街頭演説。車内などから手が振られました。

 仁比氏はコロナ対策に無策で、原発を推進する菅政権を批判し。「市議会に必要なのは、市民の願いをしっかりと受け止め、菅政権のひどい政治に堂々とモノを言うことができる共産党の議席です」「コロナ対策に無責任で非科学的な菅政権に一番効く特効薬が共産党への一票です」と強調。党市議団が市に7度、PCR検査の拡充などを申し入れてきたことなどを紹介し、「コロナ危機から命と松江の暮らしを守れとの声をご一緒に上げていこう」と呼びかけました。

 全国で唯一、県都に立地する中国電力島根原発の問題に対し、「党市議団は原発なくせの論戦の先頭に立ってきた」と力説。吉儀市長候補の勝利と市議団の3議席確保で「松江の子どもたちに原発のない未来を手渡していこう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2021年4月16日)