日本共産党の仁比そうへい参院議員は1月30日、山口県下関市で街頭演説し、3日投票の同市議選で現有4議席確保をめざし、「消賈税10%増税は許さない、ムダ遣いをやめて暮らしを守れ、安倍政治ノーの声を突き付け、参院選で安倍政権を退陣に追い込もう」と呼びかけました。

 仁比氏は現職の江原ますお、ひがき徳雄、かたやま房一、新人の西岡広伸の4予定候補の必勝を求め、ひがき、西岡の両氏とそれぞれ演説。市民が足を止め、バスを待つ人から拍手が送られました。

 仁比氏は毎月勤労統計の不正問題を告発し、「消費税増税の根拠が間違っていたのだから、きっぱり中止するのが当然だ」と強調し、不正の背景に安倍政権のウソと隠ぺいの政治があると批判。同市政が人工島整備に巨費を注ぎ、下関北九州道路計画を押し進めていることに対し、「大型開発や大軍拡へのお金を削り、暮らしや福祉にまわせば好循環をつくれる」と展望を示しました。

 西岡氏は「学校給食費と中学卒業までの医療費の無料化、高校・大学生の通学費補助を市民と力を合わせて実現したい」と強調。ひがき氏は、自公が市民への負担増などに賛成してきたと指摘し、「この流れを変えるチヤンスだ」と訴えました。

 演説を聞いた市内の女性(76)は「最近、暮らしが冷え込んでいて、お金の心配ばかりの毎日。消費税が10%になったらやっていけない」と話しました。(しんぶん赤旗 2019年2月1日)