長崎県諫早湾干拓事業の潮受け堤防の開門を命じる判決を勝ち取った「よみがえれ!有明訴訟原告団・弁護団」のメンバーは12月7日、日本共産党の穀田恵二衆院議員(国会対策委員長)らと懇談し、国が開門の決断をするよう支援を要請しました。
懇談には、同訴訟原告の中田猶喜さん、松本正明さん、平方宣清さん、長崎地裁で来春判決をひかえた同訴訟原告団長の松永秀則さんと、馬奈木昭雄弁護団長、
堀良一事務局長、同訴訟団の常任弁護団の仁比聡平・前参院議員らが出席。日本共産党国会議員団は穀田議員のほか、赤嶺政賢、高橋ちづ子、宮本岳志、吉井英
勝各衆院議員、井上哲士参院議員が出席しました。
原告の漁民らは、有明海で起きている漁業被害の実情を訴え、「判決で海をもとに戻す光が見えた」「一日も早く開門をかちとりたい」などと喜びを語りました。
馬奈木弁護団長は控訴審判決のポイントを報告。「国は上告しないで、いま政治決断をすべき時期だ」と述べました。
穀田氏は、9日に首相官邸で開門実施の要請を行うことを報告し、「全力をあげてみなさんとともにがんばりたい」と激励しました。(しんぶん赤旗 2010年12月8日)