日本共産党の市田忠義書記局長は7月10日、参院選の応援に徳島県、香川県、高知県を駆け巡りました。灼熱(しゃくねつ)の太陽が照りつけるなか、集まった聴衆は汗をぬぐいながら真剣な表情で社会保障の充実や憲法改定反対の訴えに耳を傾けました。市田氏は、「再稼働はゴメン、原発ゼロを願っておられる方は党派や立場の違いを超えて原発マネーと一切無縁な日本共産党に託してください」と呼びかけました。
四国電力は8日、伊方原発の再稼働を申請しました。市田氏は原子力規制委員会の規制基準について(1)福島原発事故の原因が分からないままつくられた(2)事故時に放射能を大気中に出すことを前提にしている(3)避難計画がなくても再稼働が申請できる―と三つの問題点を指摘。「規制基準どころか再稼働推進基準だ。再生可能エネルギーの普及に全力をあげることこそ最も現実的でいま政治に求められる一番大事な決断だ」と訴えました。
演説前には、運動員に自転車で近づいた男性が公約パンフレットを受け取り、「共産党が伸びたらどうなるのか」と尋ねる場面も見られました。対話後、男性は公約を握り締めた手を突き上げ、宣伝カーに向かって「共産党がんばれ」とエールを送りました。
徳島、香川では仁比そうへい比例候補もマイクを握りました。徳島・上村きょう子、香川・たなべ健一、高知・浜川ゆりこ各選挙区候補がともに訴えました。(しんぶん赤旗 2013年7月11日)