日本共産党の仁比そうへい参院比例候補と山本のぶひろ熊本選挙区候補は4月22日、瀬戸石ダム(熊本県芦北町、球磨村)が球磨川流域の水害や漁業被害の原因になっているとの実情について流域住民から聞き取り調査をしました。
瀬戸石ダムの水利権は来年3月末に期限を迎えます。球磨川漁協は漁業被害を受けたとして更新の中止を求めています。
製材所を水害で流されたという松永勝則さん(64)は「アユやウナギが豊富にとれた時代の球磨川に戻して子や孫の世代に渡したい」と話しました。
仁比氏は、日本初の撤去工事が進む荒瀬ダム(八代市)や住民の力で建設を中止させた川辺川ダムのように瀬戸石ダムの撤去も夢ではないと強調。「アベノミクス」で押し付けるムダな大型公共事業はやめ、「国民の立場に立った公共事業のあり方を考えることが政治の役割」とのべ、住民を激励しました。
松岡徹県議は、住民の話を聞き、「災害のない清流球磨川を取り戻すには瀬戸石ダムの撤去が必要だと痛感した」と話しました。(しんぶん赤旗 2013年4月24日)