「ヒロシマとフクシマ―日本の未来を語り合おう」をテーマにした宗教人と日本共産党との懇談会が3月14日、広島市で開かれました。日本共産党から緒方靖夫副委員長、仁比そうへい参院比例予定候補、皆川けいし参院広島選挙区予定候補らが出席し、110人余が語り合いました。
呼びかけ人の宗藤尚三牧師は、被爆者として反核運動に携わってきたとのべ、「核兵器や原発など核時代を私たちは生きている。宗教は命を大切にする。人間らしく生きよう」と語りかけました。浄土真宗本願寺派西教寺の岩崎正衛前住職が「戦争はしてはいけません。平和を尊びましょう」と訴えました。
バプテスト江波教会の池田定男元牧師は「神学や聖書の勉強もしてきたが、一般の人、無宗教の人が言っていることや行動が私にとって参考になる」と発言。浄土真宗本願寺派報正寺の城山大賢住職は「憲法9条を守り原発を即時になくしたい」と語りました。
「思いは共通している」と話を受けた緒方氏は「日本共産党は信教の自由を保障し、政教分離を徹底し、どの段階でも守っていく」とのべ、「人間らしく生きることが大事」という点で党と宗教は共通していると強調。タイ、カンボジア訪問など自らの体験も交え、「世界でも宗教が大きな役割を果たしている。宗教間の対話もすすんでいる」と世界の宗教の動きについて語りました。「現世の問題で協力・共同を」とのべ、「反戦・平和、核兵器廃絶・原発ノー、9条を守ろう」と呼びかけました。
会場からは挙手が相次ぎ、時間を超過して懇談がはずみました。(しんぶん赤旗 2013年3月15日)