九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の操業停止を求めて4923人が提訴している「原発なくそう!九州玄海訴訟」の第2回口頭弁論が9月21日、佐賀地裁で開かれました。裁判を前に原告ら約400人が入廷行進しました。


 意見陳述で玄海原発から18キロの唐津市内で先祖代々農業を営む麻生茂幸さんは「事故が起きたら原子力は制御できない」と指摘し、かけがえのない自然を守るには玄海原発を二度と再稼働させない以外にないと訴えました。

 佐賀市で開業医を開く満岡聡さんは、「福島原発事故で適切な避難ができずに亡くなった方がたくさんいます。原発を動かすことは大切な患者さんたちの命を守れない」とのべました。



 福島県いわき市から家族5人で福岡県に避難してきた金本友幸牧師は「国や東京電力などから正式な情報が入らず、いつ大爆発が起き、死んでしまうのかと覚悟するようになった。少しでも避難者の苦しみを理解してほしい」と訴えました。



 福島県郡山市のフリーライターの人見やよいさんは、事故直後の混乱と恐怖に陥った状況を話し、「福島を返してください。それはかなわないこと、それならば、事故が起きる前に原発から撤退することです」と涙ながらに訴えました。



 板井優弁護団長は、裁判後の報告集会で「原発を止めるためにも、国民一人ひとりの後押しが必要です」とたたかいを広げることを呼びかけました。



 仁比聡平弁護士(日本共産党参院比例予定候補)も原告弁護団として参加しました。(しんぶん赤旗 2012年9月23日)