日本共産党の塩川鉄也、宮本岳志両衆院議員と仁比聡平前参院議員は10月4日、島根県隠岐(おき)諸島を訪れ、隠岐の島町で離島振興に向けた要望や現状を聞く活動を始めました。5日には海士(あま)町で調査します。


JFしまね西郷支所では、葛西清秀運営委員長が魚価の低迷、燃油の高騰、後継者不足など島の漁業の現状を語り、「今のままでは、若者たちに〝帰って漁業を一緒にしよう″とは言えない。若い人が帰って漁業を続けられるような所得の保障などを国に求めたい」と述べました。

JA隠岐では、佐々木賢治・代表理事常務らが応対。農協を中心に「隠岐米」「隠岐牛」、「地産地消」を柱に取り組んでいる活性化計画を紹介しました。

門脇裕副町長は、定住政策や医師確保の努力、漁業の振興について述べるとともに、竹島問題で「漁業には死活問題で、漁民はずっと苦しんでいる。国は韓国ときちんとテーブルをつくって話し合いで早く解決してほしい」と訴えました。

商工会の野村吉秀会長は、会員が減少するなか「頑張っている若い人を思い切り支援したい」と話しました。

懇談後、塩川氏らは、党支部主催の集いに参加しました。(しんぶん赤旗 2011年10月5日)