日本共産党の仁比聡平参院議員は12月13日、福岡県行橋市で、党京築地区委員会が開いた党を語るつどいで訴えました。

 仁比氏は、高市自維政権による議員定数削減の議論は「政治に声が届かない」という国民感情を逆手にとったもので、道理が通らないと批判。4年以上続く物価高騰の危機には、参院選でも争点になった消費税減税が一番効果的だとのべ、併せて党が掲げる最低賃金1500円や年金引き上げなどに全力をあげていくと力を込めました。

 高市氏による「台湾有事」参戦発言と大軍拡の問題をめぐる訴えで「歴史的岐路にある」と述べ、「入党のよびかけ(赤リーフ)」を紹介して入党を訴えました。

 質問コーナー、グループ討議ともに多くの参加者が参戦発言への危機感を寄せ、同市にある航空自衛隊築城基地の強靭(きょうじん)化や南西諸島の現状などの質問、意見が相次ぎました。仁比氏は歴史的な背景も交えながら丁寧に答えました。

 つどいに初参加の男性(32)=建設業=は、建設業から離れていく職人や病院などの老朽化などについて述べ「税金は軍事費ではなく役に立つことにつかってほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2025年12月16日)