日本共産党鳥取県委員会は11月18日、政府交渉を行いました。市谷知子県議、伊藤幾子、岩永安子、金田靖典の各鳥取市議、錦織陽子米子市議、福住英行党県国政対策委員長が参加。仁比聡平参院議員、大平よしのぶ衆院中国比例予定候補が同席しました。

 防衛省は、航空自衛隊美保基地配備のC2輸送機に長射程ミサイルを発射可能にする装備を検討していると名言。市谷氏は「敵基地攻撃能力になる」と指摘し、大平氏は「基地機能の拡大・強化であり、断固反対だ」と批判しました。

 1943年の鳥取大地震により、岩美町の荒金鉱山で朝鮮人労働者が生き埋めになった問題で、遺骨の発掘・収容と祖国への返還を要望。厚生労働省は「大量の土砂があり、対応可能な範囲を超えている」と拒否。仁比氏は山口県の長生炭鉱を例に、人道に反する事態を放置すれば日韓関係に関わると迫りました。

 伯耆町・日野町・江府町の3町長が反対している大規模風力発電計画の問題で、法改正で地元自治体の同意を要件化するよう要望。オンラインで参加した森下克彦伯耆町議も重ねて訴えました。経済産業省は、要件化はしないが地元の理解が前提だと答弁しました。(しんぶん赤旗 2025年11月22日)