「第13回北九州人権問題公開講座」(主催・実行委員会・人権連北九州協議会)が9月28日、北九州市で開かれました。弁護士の仁比聡平参院議員(日本共産党)が招かれ、特別講演しました。

 仁比氏は、「国民主権否定の『新憲法構想案』を人権の視座から考える」をテーマに、参政党の「新日本憲法(構想案)」を検証しました。憲法は、国民の基本的人権を保障するものであり、構想案は憲法思想を否定している内容で憲法に値しないと批判。憲法97条の基本的人権の本質を紹介し、「国境を超えて同じ人間として平和と連帯の団結をつくりだす道をすすめない限り未来はない」と力説しました。

 講座では、元教諭で「部落問題解決と教育」研究会の柏木功代表が「新たな差別をつくる教科書の部落問題記述」と題し講演。部落差別は学校教育が生む新しい差別であり、「被差別部落」を実在と誤解させているとのべました。(しんぶん赤旗 2025年9月30日)