日本共産党の仁比聡平前参院議員は10月11日、山口県岩国市の愛宕山神社前公園で、愛宕山への米軍住宅や施設建設に反対して6回目の座り込み行動をしている住民を激励しました。

 参加した70人の住民を前に、米海兵隊岩国基地の米軍属の運転する車にはねられ市民が死亡した事故にふれ、「被害者の救護をしなかったのは、教育や日本のルールの不理解という問題ではない。人間性を失っていた証しだ」と厳しく糾弾しました。
 「岩国の将来は、日本政府や米軍が決めるのではなく、岩国市民が決めること。『艦載機来るな、米軍住宅はいらない』の声をもっと広げるため、ともにがんばろう」と訴えました。

 「愛宕山を守る会」の岡村寛世話人代表は「国に対して要望書や質問状を提出してきたが、真摯(しんし)に答えようとする姿勢が見られない」と国の対応について批判しました。

 参加者から「市や県に市民の意向を強く伝えていくことが大事だ」という意見が出されました。(しんぶん赤旗 2010年10月13日)