長崎の「原爆の日」を前にした8月8日、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平前参院議員らは、長崎原爆病院や恵の丘原爆ホームを訪ね、被爆者を見舞いました。
原爆病院では朝長万左男院長が応対し、複数のがんが重なる「多重がん」が増加しているなど、被爆患者の現状を説明しました。
朝長院長は核兵器の廃絶に向けて、「NPT(核不拡散条約)再検討会議も一歩前進した。今年は大事な転換点になると思う」と表明。赤嶺氏は「核兵器のない世界を現実の政治に求めていきたい」と語りました。
見舞いを受けた男性は赤領氏らに「懸命に養生して早く退院できるようにしたい」とお礼を述べていました。
恵の丘では、入居者ら80人が歌で歓迎。赤嶺氏らは花束などを贈りました。
同所を代表してお礼の言葉を述べた、高谷キミエさん(84)は「核のない平和な世界を望んでいます」と語りました。
訪問には、堀江ひとみ長崎県議、山下満昭県委員長が同行しました。(しんぶん赤旗 2010年8月10日)