豪雨、工場も商店も壊した
高橋・仁比氏ら要望聞く
日本共産党の国会災害部会の高橋ちづ子部会長(衆院議員)と仁比聡平前参院議員は26、27の両日、今月中旬の豪雨で被害がでた山口県山陽小野田市と北九州市に入り、被災者を見舞うとともに市長や関係者から実情や国への要望を聞きました。
山陽小野田市の厚狭(あさ)地域では15日に厚狭川がはんらんし、大規模半壊8戸、床上浸水438戸、床下浸水355戸という被害が発生しました。市の説明によると、26日までに災害ゴミの大半が回収され、水につかった家屋の消毒もほぼ終了しましたが、残された家屋については個別に対応していくとしています。また、家が浸水して住むことが困難になった住民にたいしては、市営住宅を準備するとのことです。
日本共産党の藤本一規県議や中島好人、山田伸幸、下瀬俊夫市議が同行しました。
厚狭川支流の桜川そばで自動車修理工場を経営している男性(64)は「あっという間に川から水があふれた。発電機や圧縮機、エアコンなどが水につかり使えなくなった。塗料などもだめになり、被害額が約300万円になる」と被害状況を話しました。
厚狭川近くの千町商店街で明治から続いている薬局を経営している女性は「商店街のなかを水が川のように流れ、店の中にも水が入ってきた。商品や冷蔵庫がだめになった。どこかに移りたいがそれもできない」と肩を落としていました。
白井博文市長との懇談で、市長は「被害状況を8月上旬をめどにまとめ、県、国に要望をしたい」との考えを示しました。
高橋議員らは「住民の声が国会に届き、災害の認定基準が変わった。活用できる制度はすべて使って被災者の救援にあたってほしい。共産党も全力をつくす」と語りました。(しんぶん赤旗 2010年7月28日)
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