鹿児島県の日本共産党薩摩西部地区委員会は11月20日、阿久根市議選(定数14)で党議席空白克服に挑む、川畑ふたみ予定候補=新=の勝利をめざし、仁比聡平参院議員を迎えて演説会を開きました。

 

 仁比議員は、岸田内閣の大臣が、統一協会との癒着、不適切発言、政治資金問題で次々と辞職に追い込まれていると指摘。「日本共産党の議席は、たとえ1議席でも政治を大きく動かすことができる。今度こそ川畑さんを市議会に」と力を込めました。

 

 川畑予定候補は、市街地巡回バスの導入、学校給食費無料化、川内原発の20年延長運転反対などの政策を訴え、「市議会に困っている人の立場でものが言える、日本共産党の議席が必要です」と訴えました。

 演説会に先立ち、仁比、川畑両氏は、水俣病被害者団体と懇談し、深刻な健康被害の実態や、早急な全面救済実現に向けての要望を聞き取りました。仁比氏は「力を合わせて被害者全面救済を実現しよう」と訴えました。川畑氏は、国による不当な線引きによって多くの被害者が救済されないままとなっている同市で、この4年間、市議会で水俣病被害の問題について、一度も議論されなかったことを批判しました。

 同市では、任期満了を前に議会を自主解散して市議選を12月18日投票の市長選挙と同日投開票で行うよう求める陳情が採択されており、来春の市議選が前倒しで行われる可能性があります。(しんぶん赤旗 2022年11月22日)