日本共産党の大平よしのぶ前衆院議員・衆院中国ブロック比例予定候補と仁比聡平前参院議員は9月10日午後、「黒い雨」訴訟原告団、広島原爆「黒い雨」訴訟を支援する会と広島市内で懇談し、7月29日の広島地裁の原告84人の全面勝訴の画期的判決の意義と今後の見通し、解決の展望について意見交換しました。
国は、原告全員を被爆者と認めた判決を受け入れず、広島県・市とともに広島高裁に控訴しました。
原告の高東征二さんは、高齢化した原告に残された時間はわずかだと強調し、控訴断念を強く求めました。支援する会事務局の有村洋介さんは「(解決しなかったら)死んでも死にきれない。私たちも世論に訴え頑張るので、共産党の力も貸してほしい」と訴え。牧野一見共同代表は「黒い雨」訴訟で控訴した国に対して「冷たい仕打ち」だと多くの一般紙が報じたことを挙げ「世論はこちらにある。さらに世論に注目されるよう働きかけを強めたい」と述べました。
仁比氏は「黒い雨地域の拡大も視野に入れて検証する」と語った安倍首相について「言いっ放しで何も動いていない」と批判。地裁判決を実行させていくため、県議団、市議団ともよく議論していきたいと表明。大平氏は「広島で生まれ育った者の使命として、首相に黒い雨被爆者の声を議場で突き付けるためにも、必ず、議席を奪還し、全力で取り組みたい」と訴えました。(しんぶん赤旗 2020年9月11日)
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