憲法共同センターは10月7日夜、自民党が憲法審査会で提示を狙う改憲案について、改憲問題対策法律家6団体連絡会事務局長の大江京子弁護士を講師に学習会を東京都内で開きました。
大江氏は、自民党の改憲4項目の危険性や問題点について詳しく解明。自衛隊明記について、9条2項が無力化しアメリカの世界戦略のために普通に戦争できる国になってしまうと批判しました。
「憲法改正の前提となる国民の世論は、改憲をまったく望んでいない」と強調し、社会保障や働く権利、表現の自由、日米貿易交渉などをあげ「どれだけ違憲状態があるのか、国会で議論することが国民の願いだ」と述べました。
日本共産党憲法問題委員会責任者の仁比聡平前参院議員がフロアから発言し、改憲4項目の「合区解消」論などを批判し、改憲阻止に向け全力を尽くすと述べました。(しんぶん赤旗 2019年10月10日)