自由法曹団(船尾徹団長)の総会が10月20日、愛知県蒲郡市で始まりました。全国から弁護士や事務所員ら約300人が参加。安倍政権による憲法や労働法制の改悪を阻止するたたかい、えん罪をなくすための再審法改正に向けた取り組みなどを2日間かけて議論します。
船尾団長は「安倍首相は改憲シフトの挙党体制を強め、任期中の改憲を狙っている」と指摘。「平和と民主主義、自由と人権擁護の確立で一致した野党共闘を野党連合政権を目指す共闘へと発展させ、政治と社会を変える歴史的なたたかいが求められている」と述べ、活発な議論を呼びかけました。
来賓あいさつでは愛知県弁護士会の鈴木典行会長、全労連の長尾ゆり副議長、日本国民救援会の伊賀カズミ副会長、日本共産党の山添拓参院議員が発言しました。
鈴木氏は「国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』で中止に追い込まれた『表現の不自由展・その後』の再開を求めて取り組んできました。再開はできましたが、厳しい制限の中でしか展示を見ることができなかった」と報告。団員でもある山添氏は「参院選で追い詰められながらも改憲に突き進む安倍政権に新たなスクラムを組んで立ち向かうときだ」と力を込めました。
名古屋大学の愛敬浩二教授が「参院選後の改憲動向と私たち法律家の課題」をテーマに講演しました。
分散会での討論も始まり、共産党の仁比聡平前参院議員を迎えての企画も行われました。(しんぶん赤旗 2019年10月21日)
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