国民の目、耳、囗をふさぐ「秘密保護法案」審議でも仁比そうへい参院議員は諭戦をリード。参院の審議が始まった2013年11月27日の本会議で、前日衆院での法案強行採決に「満身の怒りをもって抗議する」と安倍晋三首相に迫り、「あと1週間しかない今国会で強行しようなど、『国権の最高機関』たる国会の自殺行為ではないか」と、出席議員に廃案を呼びかけました。
「法案の骨格そのものに基本的人権の保障、平和主義という憲法原理と両立しえない重大な危険性があるからだ」。仁比氏は、懲役10年の重罰と威嚇が「広く国民の日常と自由」を対象としていることをはじめ徹底追及。国民に対する強制捜査や起訴について歯止めがかからないことを安倍首相に認めさせるなど、憲法を覆す法案の構造的危険性を浮き彫りにしました。
翌28日付の「毎日」は「騒然とする議員席が静まったのは、共産党の仁比氏が質問した時だった。『同僚議口のみなさんに警鐘を鳴らしたい。この法案は国会議員をも処罰対象にしている。巨大な行政権力・官僚機構に断固迫ってこそ、国会議員ではないのか』。議場への呼びかけに、野党席を中心に大きな拍手が起きた」と報じました。
自民、公明はかつてない横暴な国会運営の末、12月6日夜中に法案採決を強行。唯一、反対討論に立った仁比氏は、国会周辺から全国に広がった廃案を求める国民の声が「どう聞こえているのか」と安倍首相らに問いかけ、「数々の暴挙を重ね、安倍政権がこの世論から逃げ切ったと考えるなら大間違いだ」と力を込めました。時を同じくして国会の外では、駆け付けた数千人の群衆から「がんぱばれ仁比」のコールが湧き上がりました。
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今回、西日本各地を駆け回る中、演説で仁比氏は弁護士仲間から寄せられた「憲法生かしてアベ退治」のキャッチフレーズを紹介し、参院選を全力でたたかい抜く決意を訴えています。「来年の改悪した憲法の施行など絶対に許さない。憲法を生かす政治へ3期目を必ず」 (しんぶん赤旗 2019年7月13日)