高知県土佐清水市で7月21日、日本共産党の仁比聡平参院議員・比例予定候補を迎えた演説会が開かれました。昨年の衆院選高知2区で市民と野党の共同候補として21年ぶりに県内の自民党独占を打ち破った広田一氏(無所属)の地元。会場はその支援者を含む満席の熱気にあふれました。
仁比氏は今国会について「野党の国会での共闘は画期的前進を遂げた」と強調し、野党が共同提出した法案は被災者生活再建支援法改正案など20本に上ると紹介。共産党が共闘を支え、前進させられるのは「力を合わせて政治を変えるという綱領を持っているからだ」と述べ、中間選挙、来年の参院選・統一地方選での党の躍進を呼びかけました。
仁比氏は、生活保護基準以下の所得の人が3000万人(2015年)と貧困が広がる一方、大企業は内部留保を増やし、トヨタは関連企業で月2万円の賃上げが180年分できる20兆円もため込んでいると指摘。「大企業と富裕層を優遇する政治から99%の国民のための政治に切り替えよう」と訴えました。
8月19日告示の市議選で2期目に挑む前田あきら氏は「市民の願いをくみ上げて実現する党の議席。引き続き、みなさんと頑張りたい」と述べました。(しんぶん赤旗 2018年7月22日)