日本共産党の仁比聡平、山添拓両参院議員、大平喜信前衆院議員は7月16日、高梁(たかはし)川の氾濫で被害を受けた岡山県高梁市と総社市に入り、両市の市長と懇談しました。氏平三穂子県議、すみより聡美参院岡山選挙区予定候補が参加し、石部誠高梁市議、仲達幸弘総社市議がそれぞれ同行しました。

 高梁市の近藤隆則市長は「ボランティアが全体に行きわたっておらず、足りない。車が水没してゴミの運び出しができない家庭がけっこうある。土建業者が減って土砂の運び出しも追いつかない」と訴えました。

 片岡聡一・総社市長は「衛生上、がれき撤去は今週中に終えたい」とし、アルミ工場の爆発で周辺の住宅地が火災や破損被害を受けた下原地区について、「浸水だけで罹災(りさい)認定が難しいとしてはならない。なんとしても300世帯の住む所を確保しなければならない」と述べました。

 仁比氏は「住めるかどうかで判定しなければならない。現場を見たが甚大な被害であり、力を合わせたい」と応じました。

 高梁市にもボランティアが入り、片付けが始まっていました。自宅1階が水没した高梁川沿いに住む男性(71)は「3、4日は2階で寝た。昨日から雇用促進住宅に入れて大助かり。家の片付けに兄弟も来てくれたが、ボランティアが一生懸命やってくれた」と喜び、「気に入ったこの家に戻りたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2018年7月17日)