福岡県医療労働組合連合会は第52回定期大会を福岡市内で9月5日に開き、運動方針などを採択しました。
運動方針では、「安心・安全の医療確立」「よい医療の提供」めざして、「医師・看護師・介護職員ふやせ! 医漂・介護崩壊ストップ!」の運動をすすのる。「成果主義賃金」導入には断固反対する。国民の命を預かる医療現場から法律違反を一掃し、「働くルール」を確立する。来年の県医労連結成50周年に向けて組織の拡大強化をすすめる―などとしています。
討論では福岡市と飯塚市で新たに結成された組合など11単組が発言しました。健保労組の代議員は「もうけ主義の医療でなく、患者さん主体の地域に根差した医療を守るため社会保険病院を公的医療機関として残すことにこだわっていきたい」と発言。全労災の代議員は「労災病院は全国でじん肺やせき損などの公的医療を担ってきた。成果主義賃金は人間を相手にする医療現場には合わない」と発言しました。
日本医労連、福岡県労連、国労博多、日本共産党などから来賓あいさつがありました。
日本共産党の仁比聡平参院議員は「医労連のみなさんと力をあわせ、後期高齢者医療制度廃止など、だれもがどこでも平等に医寮・介護がうけられる社会、国民が主人公の政治に全力をあげます」とのべました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年9月9日)