○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、令和五年度参議院予算案に反対の意見を申し上げます。
その理由は、第一に、国会役員を特別扱いする特権的な委員長手当は廃止すべきであることです。
第二に、調査研究広報滞在費について、これは従前の文書通信交通滞在費が改定されたものですが、特に一九九三年当時、まともな議論もなく導入された滞在費について在京議員に対しても支給することは、国民から見て合理的説明は付きません。また、日割り支給を適用した二〇二二年四月の改定に当たって合意がなされたはずの従前の文通費の使途の実態を把握し、使途を明確にすること、その公表のルール作り、返納の在り方などについて速やかに議論し、結論を得るべきであります。
第三に、情報監視審査会は、国会を政府の秘密保全体制に組み込むものであり、国民の知る権利を侵害し、国会の国政調査権や行政監視機能を制約するものです。関連経費の削除を求めます。
以上です。