日本共産党の仁比聡平参院比例候補は8月11日、7月14日早朝の九州北部豪雨で大きな被害を受けた八女市星野村と黒木町を調査しました。松崎辰雄八女市議が同行しました。

 JAふくおか八女星野村支店長の松崎康典支店長に案内された茶畑は崖沿いが土砂崩れで埋まり、復旧工事のため健全な茶畑もつぶして工事用車両の通路を確保しなければなりません。松崎支店長は「道路が通じてなくて、見に行けない茶畑がどうなっているのかわからない。二番茶の収穫まで終わっていたが、これから剪定(せんてい)、肥料まきをしなければならない。手入れができなければ、来年の収穫は激減する」と話しました。

山に登る市道は崩落で跡形もない。右上に見えるのは砂防ダム

 黒木町笠原地区左手上(さんじゃき)の小柳友博さん(60)。隣近所の5軒が土石流で流されましたが、朝6時には全員公民館に避難していて無事で市亜。小柳さんの茶畑までの指導は途中300メートルもの対規模な山腹崩壊で寸断。小柳さんは「集落は20戸あったが、今度の災害で独居のお年寄りが親類宅などに移り、15戸に減ってしまった」と話しました。

山の上にある茶畑で説明を受ける仁比氏(右)と松崎市議(中央)

 仁比氏は、県道の復旧工事を急がせることや河川の土砂・流木の処理など要望をまとめて国・県に交渉していきたいと語りました。(しんぶん赤旗 2012年8月12日)