日本共産党の大平よしのぶ衆院中国ブロック比例予定候補と仁比聡平前参院議員は8月27日、昨年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた広島市安佐北区口田南5丁目を訪ねて復旧状態などを調査しました。清水てい子安佐北区委員長が同行しました。
 
地域を流れる矢口川は土砂で埋まって元の形を変え、両岸に土のうが高く積まれています。計画されている砂防堰堤(えんてい)の設置や護岸工事の一日も早い着工と完成を願い、声を上げている地域の住民に集まってもらい、話を聞きました。
 
 避難先から川のすぐ隣の自宅に6月に戻ってきた男性は「川の復旧工事の見通しは立っていません。雨が降ると、濁流が流れるようになり、また土砂災害が起こったらと非常に不安です」と訴えました。川沿いに住む別の男性は、自宅裏の田んぼは川から流れてきた土砂や石がそのままの状態だとし、「川が復旧しない限り、田んぼはできん。作付けができず、困ってる人はたくさんいる」と指摘しました。
 
 大平氏は「元の生活に戻れるよう、みなさんが声を上げることや署名が行政を動かす力になります」とのべ、国土交通省の出先機関へ要請に行くと約束。仁比氏は「県や市、みなさんと連携しながら共産党の議員団として取り組みたい。みなさんが元の生活に戻れるよう、頑張ります」と語り、住民らと握手を交わしました。(しんぶん赤旗 2019年8月30日)