「築城(ついき)基地(築上町など)の米軍基地化を許さない!福岡県集会」が6月2日、築上町で開かれ、約1500人が結集しました。県総がかり実行委員会と戦争への道を許さない県フォーラムの共催。

 30年にわたって築城基地反対の座り込みを続ける「平和といのちを見つめる会」の渡辺ひろ子代表は、計画発表後の山口・岩国基地の米軍機飛来激増を報告し築城基地強化は沖縄の負担軽減に寄与しないと指摘。「みなさんのパワーを明日からの運動につなげ、基地撤去までたたかいつづける」と語りました。

 集会中も戦闘機のごう音が響く中、沖縄、岩国、新田原(にゅうたばる)、日出生台(ひじゅうだい)、佐賀の住民が基地問題を報告しました。

 新川久三・築上町長がメッセージを寄せました。

 日本共産党の仁比そうへい参院議員が「日米軍事一体化で世界中に出撃する国づくりを許すわけにはいかない。参院選での市民と野党の本気の共闘、日本共産党躍進で安倍政治を終わりにしていこう」と力を込めました。社民党の佐々木允県議があいさつ。日本共産党の田村貴昭衆院議員、立憲民主党、国民民主党の国会議員からメッセージが届きました。

 集会後、参加者らは築城基地までデモ行進し、「米軍は来るな」「辺野古新基地絶対反対」とコールしました。

 3歳の子どもを連れて参加した砂川絢音さん(24)は「安保法強行から子どもの将来が不安です。普通の生活が困難な沖縄の現状も見てきた。集会に来ることで沖縄の問題を自分たちの問題としてとらえることができます」と話しました。(しんぶん赤旗 2019年6月3日)