日本共産党の仁比聡平参院議員は9月23日、岡山市長選(10月5日投票)で現職らと争う「市民本位の市政をつくる会」の、むかいだに千鳥予定候補=新、共産党推薦、新社会党支持=の応援に駆け付け、JR岡山駅前でともに訴えました。同日投票の市議補選(中区・26日告示)に立候補予定の大平かよ氏も参加しました。

 仁比氏は、フルーツの国おかやまで3カ月間も学校給食に果物が出ない実態や、経済界の要求で進められる280億円のアリーナ建設問題を指摘。「子どもたちの栄養すらコストと見て、暮らし、子ども、教育、福祉に無策の岡山市政の問題は自公政治と同じ根っこを持つが、参院選ではそんな政治にノーの審判を下した」と述べ、「日本政治の歴史的な分かれ道に行われる市長選。大いに語り合い、新しい政治を選ぼう。一人ひとりが大切にされる社会へ、むかいだに予定候補を市長に押し上げてください」と訴えました。

 むかいだに予定候補は「市の予算の1・4%で、若者支援も高齢者支援も対立させることなく実現できる。市長を代え、みなさんの願いを込めた四つのプラン(18歳までの医療費無料化、賃上げする中小企業への直接支援など)を実現しよう」と呼びかけました。

 演説前に行われた街頭対話では「アリーナはいらない。奨学金返済が大変だから給付型を広げて」(20代)などの声が寄せられました。(しんぶん赤旗 2025年9月24日)